https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-22/SWMNY3DWLU6800
(抜粋)
>石破氏が江藤氏の誤りを認めたのは正しい。だが、自ら発した言葉にも目を向けるべきだ。日本のメディアは江藤氏の発言ばかり取り上げるが、石破氏自身も極めて不適切で、はるかに重大なリスクをはらむ発言を行っていた。
石破氏は19日の参議院予算委員会で「金利がある世界の恐ろしさをよく認識をする必要がある」と指摘した上で、日本の財政状況は「間違いなく極めてよろしくない。ギリシャよりもよろしくない状況だ」と答弁した。
消費税率引き下げの是非を巡る議論の中で、減税に反対する文脈で出た発言だが、最悪のタイミングだった。
日本銀行が長年の金融緩和を巻き戻そうと国債買い入れを段階的に縮小する中で、市場参加者がすでに金利上昇に神経質になっていたこともあり、石破氏のコメントは借り入れコストのさらなる上昇を招いた。
(中略)
米国の信用格付けがムーディーズによって格下げされた直後というタイミングで、日本国債に新たに圧力をかけかねない発言を軽々しくするのは危険極まりない。
比較自体が誤り
一時的であっても、ポピュリズムに基づく愚かな提案である消費減税を退けた点では石破氏は正しい。しかし、国内政治の論争に勝つためだけに市場の混乱を招くのは無責任だ。
同じようなことは以前もあった。2010年、当時の菅直人首相も同様にギリシャ型の財政危機に言及し、増税を呼びかけたことで国民に衝撃を与えた。
そしてそもそも、ギリシャの財政状況は今、大きく改善され、ムーディーズは今年3月にギリシャを投資適格級に格上げしている。
仮に石破氏がユーロ圏危機時のギリシャを念頭に置いていたとしても、その比較自体が誤りであることに変わりはない。経済協力開発機構(OECD)によれば、確かに日本の債務は国内総生産(GDP)の240%相当と世界最大級だが、ギリシャとの共通点はそこまでだ。
ギリシャが危機に陥ったのは、債務の多さだけが原因だったのではなく、欧州共通通貨ユーロを採用し、債務の大半を外国人投資家が保有していたからだ。
これらは日本には当てはまらない。日本国債の大半は国内で保有され、主な買い手は日銀や銀行、保険会社、年金基金などだ。外国勢はわずか6.4%しか保持していない。
さらに、日本は世界最大の債権国であり、政府と家計の純資産は潤沢だ。
5/22(木) 7:00配信
(中略)
この発言について、玉木氏は翌20日の定例記者会見で、江藤拓農水省(辞任)の18日の「コメは買ったことありません」発言を批判した後、こう述べた。
「もっと問題であると思っているのは、石破総理が『日本の財政状況は2009年のギリシャより悪く、問題である』とおっしゃった。あれは一国の総理として大変問題のある発言だ。日本国の総理大臣が、自国の国債市場に影響を与えるような発言を平気でするのは信じられない」
■長期金利は上昇
(中略)
石破首相の発言は英ロイター通信など海外でも報道されており、今後の影響も注目されている。
(以下略)
[産経新聞]
2025/5/22(木) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/53aca646fae1cff042a92134faa96980bfe79e1e
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ホントそう思う
なんで叩かれないのかと思ってたよ
彼の周りでしか政治が発生してないんだろうなぁ。
むしろその程度で済んでることの方が凄い
信用ない国なら一発アウトだった
なんでこれ問題になんないのかと思ったわ
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm
>日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。
>マクロ的に見れば、日本は世界最大の貯蓄超過国
>その結果、国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されている
>日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高
引用元: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1747878547/
引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1747891428/